中古電気製品の部品取りの様な感覚で、田舎の古民家を解体して、値の張りそうな部材だけを東京などへ持って行き高値で販売して儲ける商法が流行っているのだ。
古民家の所有者も、その管理にお手上げの状態で、早く解体でもしてもらった方が助かると思っている向きがある。
古民家の管理は老老介護の様を呈してきつつある。
雪深い田舎に残して来た古民家を、毎年東京からはるばる雪下ろしに年に2~3回行っていた老人も、寄る年波には勝てず、雪の重みで潰されるままにせざるを得ない状況を日本のあっちこっちで耳にする。
古民家は日本の資源とも言える大切な遺産だ。
最近、やっと町おこしや村おこしで古民家の賃貸を始めた所もあるが、もっと急がないと古民家は現象の一途を辿るだろう。
古民家の賃貸で町おこしや村おこしをする取組は、非常に良い事だと思う。
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